「プリントポッズで“あったらイイね”を実現する企業」株式会社ナイストゥハブ  事業部長 中嶋 亮弥 - EVEBOT JAPAN STORE

「プリントポッズで“あったらイイね”を実現する企業」株式会社ナイストゥハブ 事業部長 中嶋 亮弥

「プリントポッズで“あったらイイね”を実現する企業」


株式会社ナイストゥハブ

事業部長 中嶋 亮弥

ナイストゥハブのアクリルで作った「フォトリメイク」が人気だ

ーEVEVOT JAPANが提供するプロダクトの導入事例を紹介するインタビュー記事。今回は創業47年目を迎える、浜松の印刷会社から起業した株式会社ナイストゥハブ。起業された背景から今日に至るまで、そしてPrintPods(プリントポッズ)を導入した理由について伺いました。


中嶋「株式会社ナイストゥハブの事業部長を務める中嶋亮弥と申します。親会社の浜松ロール工業株式会社は、グラビア印刷に必要な版を作ってきた会社で創業して今年で47年目を迎えます」


―株式会社ナイストゥハブはコロナ禍に誕生したと聞きました


中嶋「ナイストゥハブは2020年10月に100%子会社として創業しました。コロナ禍に入り、新たな客層を広げるために設立した格好です。私たちの強みはグラビア印刷。しかしコロナ禍となり、インバウンド消費が減り、包材も減りました。つまり印刷の仕事が減少したのです。グラビア製版という1業種しかない状況に将来の不安を覚えました」


―コロナ禍で起業をするのは勇気がいったのでは

徳川家康をモチーフとしたアクリルスタンドについて説明するナイストゥハブ事業部長・中嶋亮弥氏

中嶋「私たちは、会社の中でもITの部門におりました。版制作に必要な色味を調整するためにパソコンで画像処理をする部署にいたのです。この強みを活かせないか、と考えていたときにコロナがやってきた。そのころ、ちょうど製版の営業をしていました。商材が無いので仕事が無かったのです。コロナが起業を決心させたと言っても過言ではありません」


―どんな事業を始めたのでしょうか


中嶋「営業先でお客様の要望を聞いて“こんな商品があったらいいのに”そんな声を受けて商品化できるのが私たちの営業スタイルでした。ナイストゥハブとは、あったらイイねという意味。お客様のニーズに応えていく事を事業の生業にしています。デザイナー、ディレクター、営業責任者、エンジニアの4人体制です。フォトグッズの制作や印刷に限らずシステム開発からウェブサイトまで一貫して請け負う事業へも幅を広げています」


―オリジナル商品「フォトリメイク」が誕生した背景は


中嶋「これまでは印刷物だけでしたが、“あったらイイね”を追求していくと、あったらいい物、テンションがあがる物を作ろうとなりました。そうして誕生したのが「フォトリメイク」です。世界にひとつだけ、大切な写真をリメイクする。お客様の大切な写真のデータを自宅に飾れる、言わばオリジナルフォトアイテムをつくるサービスです。

当社がもつレーザー機とUVプリンタを使うことで、輪郭でカットしたアクリルスタンドも簡単に作れます。このアクリルスタンドは人気アイテムですね」


ナイストゥハブが「フォトリメイク」はこちら:

https://nicetohave.jp/photoremake/


―BtoC事業への転換につながった商品ですね


中嶋「これまではグラビア製版を必要とする法人様がお客様でした。ナイストゥハブは個人を相手とした初のコンシューマ事業と言えます。自社でECサイトを立ち上げたり、街の写真館や雑貨店にも販売代理をお願いし少しずつ裾野が広がっています」


―プリントポッズとの出会いを教えてください

インスタで見た動画が印象的だった「PrintPods(プリントポッズ)」

中嶋「2年前、インスタの動画で見つけました。アクリル商品の印刷は簡単にはがれては困る。プラ製品に印刷できるものはUVプリンタしかないと思っていたのですが、そんな中でプリントポッズを見つけました。動画を見たらTシャツに印刷出来たり、スマホカバーにも印刷している。一気に興味が湧いたのを覚えています。そのタイミングでEVEVOTさんへ問い合わせをしました」


―耐久性インクというのは衝撃的だったということでしょうか


中嶋「はい、そうです。EVEVOTのホームページには耐久性インクがありました。これをみてびっくりしました。今年に入って耐久性インクがリニューアルしたとお聞きし、夏ごろからサンプルをお借りしてテストマーケティングしてきたところです」


―プリントポッズはどのような使い方が想定されますか

Tシャツにも印刷可能な耐久性インクがリニューアルした

中嶋「当社が持っているUVプリンタは簡単には移動ができません。印刷機は振動がNGで、移動ができたとしても相当のコストがかかります。プリントポッズは、ハンディで手軽にその場で印刷できるのはとても大きい。例えばイベント出店。イベントの課題は、お客様から申し込みを受付したとしても、その場では印刷できないことでした。その場で印刷できることは画期的です。その場で名入れをして提供する、布製品との相性は良さそうだと感じています」


プリントポッズの耐久性インクはこちら:

https://tinyurl.com/2nktvcpq


―形状がまちまちな「フォトリメイク」の包装との相性が良さそうです


中嶋「おっしゃる通りで、フォトリメイクは形状がバラバラ。発送する包装もサイズがバラバラになります。自社のロゴを入れて売るとなると、袋の種類だけでもかなりの量になり、ある程度ロットがないと印刷が割高になります。代理店をする写真館も、写真館の名前やロゴを印刷したいはず。プリントポッズなら小ロットでロゴを印刷できますし、代理店にとってもメリットがあります。またシールよりもクオリティが高いとみています」


―販売価格を抑えるためにも有効ですね

キャンバスパネルを使った「フォトリメイク」。包材のサイズが違うのか課題だった

中嶋「そう思います。流通や原価が上昇している中で、印刷コストがそのままエンドの価格に影響を及ぼします。副業でハンドメイドを始める方や、袋のロット数は要らないサービスをしている方にとっては、小ロットの印刷では包材が高く、結果売値も高くせざるを得ません。スモールビジネスの世界では、販売価格を抑えるためにもプリントポッズは有効性が高いとみています」


―プリントポッズで今後やってみたいこと、今後に期待することはありますか

ナイストゥハブが所有するUVプリンタとプリントポッズを持つ中嶋さん

中嶋「プリントポッズを使ったイベントをしてみたいですね。例えば、催事会場でお客様の名前をその場で伺い、名前入りオリジナルトートバックを販売するとか、ライブ感があって面白そうです。また、勝手に期待していることは、お客様の写真をその場で印刷してあげると喜ばれるだろうと思っています。さらに、印刷面の範囲が広がれば、面白いものになると感じています。またUVプリンタは白インクを最初に塗って、その上に印刷している。白を入れないと透明なアクリルでは目立たないからですが、既存のUVプリンタのハンディタイプがもし発売されたら、どんなに高くても当社のような業者は購入すると思います」


―ありがとうございます。最後に今後の展望をお聞かせください

中嶋「会社としては、お客様と向き合いながらビジネスを展開していきたい。あったらイイね、を着実に形にしてくことです。また、印刷業界は、人が動かないと需要が産まれない業界です。当社のように新しいチャレンジをして需要を掘り起こすことで、業界全体を少しでも盛り上げることが出来たら嬉しいです」


―本日はありがとうございました。


株式会社ナイストゥハブ

〒431-3121 静岡県東区有玉北町207-2 1F

053-568-2229

受付時間 9:00~18:00

ホームページ:https://nicetohave.jp/

お問い合わせフォーム:https://nicetohave.jp/contact/

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